新型コロナウイルス感染症対策と予備知識
あさひ歯科クリニックより、治療中断中の患者様へ
初夏の候、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今年に入ってここ数ヶ月、多くのことを経験してきました。
少しずつ落ち着いては来ましたが、これまでの生活様式に早く戻れることを私どもは希望しております。
現在、私どもは患者さんとスタッフの安全を第一に、感染管理を常に最優先事項として医療の継続にあたっております。
私たちの医院は、厚生労働省による感染対策の推奨事項に従っており、患者さんが安心して来院・受診できる環境を可能な限り整備しております。
その内容は、従来からの感染予防としてディスポーザブル製品使用、洗口液入り紙コップ使用、滅菌パックによる滅菌、アルコール消毒等を継続し、これら以外に以下を追加いたしました。
- 診察前の体温測定・問診
- 待合室の本などの撤去、椅子の減少
- 受付および洗面所に手指アルコール消毒薬設置と消毒の推奨
- 次亜塩素酸水での加湿
- アルコールや次亜塩素酸ナトリウムでの室内清掃
- 換気
- 診察までお車での待機推奨
- 予約患者数制限
- 診療内容の制限
- オンライン診療の開
いろいろ我慢していただきありがとうございます。
私たちは患者さんの信頼にこたえられるよう努力するとともに、早く笑顔で皆様を歓迎して来院して頂けるよう、その時を楽しみにしています。
各種新型コロナウイルス感染症の対応リンク
新型コロナウイルス感染症について(まとめ)
ウイルスとは
ウイルスは、細菌が進化する際に細胞構造を捨て、自分の遺伝情報のみとなった生物と考えられています。そのため、動くことも、エネルギーを作ることも、増殖することもできません。ウイルスは最小の構造となったため、空気中に漂い新しい細胞に移動したり、細菌のように独自で増殖する力は無いため、他細胞に寄生しエネルギーを得て増殖しています。もちろんコロナウイルスも同様です。この進化は北極周辺のツンドラ地方で起こり、渡り鳥により伝搬されるとされております。基本的に寒くて乾燥した状態での飛沫感染が可能なための進化と言われております。地球は赤道を境に季節が逆になることでウイルスは延命するようです。
コロナウイルスについて
コロナウイルスの種類は、4種類(α、β、γ、δ)に分類され多く存在が、人に感染するものは僅かです。
構造は粒子状で、表面は細胞一般と同じ構造(脂質二重膜構造;エンベロープと呼ばれる)で、その表面から王冠のように見える突起(スパイクタンパク質)が多数生えています。
コロナウイルスの細胞への侵入は、ホルモンなどを細胞が取り込む際の取り込みゲート(鍵穴:受容体と呼ばれる)に、そのゲートを開ける鍵を模倣したスパイクたんぱく質で開くことが出来、細胞に侵入します。侵入すると細胞を乗っ取り、コロナウイルス粒子内にあったRNAの複製の指令を出して急ピッチで複製RNAを製造させます。細胞内が複製コロナウイルスRNAで一杯になると、一気に多くのウイルスが放出されることになります。放出されると、その人本人の他の細胞へ感染していったり、他人にも感染しいくことになります。侵入と同時に人の免疫細胞が抗体を
- 種類
1)従来型コロナウイルス(4種類)
従来からコロナウイルスは4種類あり、感染すると風邪と言われる。風邪症状が出た患者の10〜15%がこの感染症である。既に全世界70億人以上が感染している世界に蔓延した感染症である。薬もなく抗体も長持ちはしない。結合受容体はアミノペプチダーゼN(APN)である。分類はα2種類とβ2種類である
2)SARSコロナウイルス(Severe acute respiratory syndrome coronavirus (SARS-CoV))
3)MARSコロナウイルス(Middle East Respiratory Syndrome Coronavirus (MERS-CoV))
4)2019新型コロナウイルス(Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2 (SARS-CoV-2) ) - 治療法
感染した細胞、その周囲のACE2受容体同一個体内では、ウイルスに細胞が乗っ取られないように防御反応(免疫反応)が開始され、次第に少なくなっていく。新型コロナウイルスでは一般に2週間で免疫反応で清掃される。
感染していく
これが、感染直後の検査ではウイルスが見つからない理由で、感染後2日で確認されることから、複製は2日くらいで細胞から脱出する際に細胞の膜で包まれる感じで放出されるため同じ構造になる。乗っ取られた細胞は、細胞は本来の活動はできなかったため、ウイルス複成で力尽き死滅していく。