2022年4月より「口腔バイオフィルム感染症」という新しい病名ができました。
お口の中で細菌はどんどん増殖して増えますが、単に増えるだけではなく粘液のようなものを出し、色々な細菌を絡めながら密集して増殖し定着する集合体を形成しますが、これをバイオフィルムといいます。集合体のため表面に抗生剤や唾液の免疫物質に触れても表層のみ細菌を殺菌しますが、内部に及ばず内部から増殖していきます。
これが原因で疾患になるものを口腔バイオフィルム感染症といいます。よって、虫歯・歯周病も口腔バイオフィルム感染症に含まれます。
この口腔内バイオフィルムを除去することで改善できますが、現在は機械的に除去するしか方法はありません。
この疾患を診断するためには細菌数のカウントが重要なため、その細菌数を測定するための分析機器があさひ歯科に入荷されました。
特に口腔内の管理が難しい、障害者の方や要介護の方の虫歯や歯周病、誤嚥性肺炎などの予防のために適用させていただきます。